4DKや4LDKの住宅は生活空間にゆとりをつくることができるため、家族それぞれがプライバシーを大切にしながらも、一緒の時間を楽しむことができるスペースをつくれるのが魅力です。


本記事では、4DKや4LDKの住まいをよりおしゃれで機能的にするためのインテリアやレイアウトのアイデア、さらには住宅のタイプに合わせた住み心地のいいお部屋のヒントを紹介していきます。分譲マンションや賃貸、戸建てなど、さまざまな物件タイプにおけるインテリアのコツを探っていきましょう。
実際のご相談事例はページ下部に掲載していますのでぜひ参考にしてみてください。


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4DK・4LDKの間取りの特徴


  • 部屋数や広さ・面積はどのくらい?


    4DKや4LDKの家は、4つの部屋に加えて、ダイニングキッチン(DK)またはリビングダイニングキッチン(LDK)が設けられています。これにより、子供部屋、親の寝室、書斎や趣味の部屋など、多様なライフスタイルに対応する空間の確保が可能です。面積に関しては物件によって異なりますが、一般的に70平米から100平米程度の範囲が多くなっています。これは、家族が快適に過ごすには十分な広さで、各々が自分の時間を楽しむための個室と、一緒に過ごすための共有スペースをバランス良く持つことができます。

  • 形状は?


    4DKや4LDKの物件は、正方形や長方形などさまざまな形状をしており、それぞれの住宅の立地や建築条件に応じて、最も適した形状が選ばれます。例えば、角地に建てられる住宅では、自然光を最大限に取り入れるためのL字型やU字型の間取りが選ばれることがあります。これにより、住宅全体に均等に光が行き渡り、明るく開放的な空間が生まれます。

  • 北側・南側の部屋の特徴


    南側の部屋は一日を通して日当たりが良好で、明るく温かい雰囲気を保つことができます。そのため、リビングやダイニングなど、家族が長時間過ごす空間を南側に配置することが一般的です。一方で、北側の部屋は日当たりが少なく、夏は涼しく、冬は冷えやすい特徴があります。このため、北側には寝室や物置部屋、ワークスペースなど、日光の直接的な影響が少ない用途の部屋を配置すると良いでしょう。

  • 出典:https://www.pinterest.jp/pin/1031042908428885228/


  • メリット


    4DKや4LDKの住まいの最大のメリットは、広々とした生活空間を享受できること、そして家族それぞれのプライバシーを守りつつ、共有スペースでコミュニケーションの場を確保できる点にあります。また、将来のライフステージの変化に対しても柔軟に対応できます。部屋数が多いため、子供の成長や趣味の変化に合わせて部屋の使い方を変えられることが魅力です。

  • デメリット


    しかし、広い空間と多数の部屋を持つことのデメリットもあります。その一つが、家賃や管理費が高くなる傾向にあること。また、部屋数が多い分、定期的な清掃やメンテナンスが必要になり、手間と時間がかかります。これらの課題を解決するためには、効率的なレイアウトの計画や、家事を楽にするための工夫が必要になってきます。


  • 4DK・4LDKの間取りのレイアウト


  • 家事動線の確保


    毎日の家事は、家族の生活を支える重要な仕事。そのため、家事がスムーズに、そして効率的に行えるような間取りを考えることは非常に大切です。特に、キッチン、ダイニング、そして洗濯場所を近接させるレイアウトは、家事の負担を軽減し、時間を有効に活用するために欠かせません。たとえば、料理をしながら子供の宿題を見たり、洗濯物をすぐに干したり取り込んだりできるような配置は、日々の家事をぐっと楽にしてくれます。また、洗濯機から洗濯ものを干す場所への動線を直線的にすることで、洗濯物を持っての移動が楽になり、家事の一連の流れがスムーズになります。

  • 家族団らんの空間


    家族が自然と集まり、共に時間を過ごすことができるリビングダイニングは、家の中心となる大切な空間です。ダイニングには大きなテーブルを置き、家族みんなで食事できるスペースを確保することで、家族の会話も増えるでしょう。また、リビングを広々と取り、ソファやクッションを配置し、家族みんながリラックスして過ごせるような環境を作りるのもおすすめ。このようなレイアウトは、日々の疲れを癒やし、家族の幸せな時間を増やすためには欠かせません。

  • 出典:https://studio-mcgee.com/make-life-beautiful-with-erick-garcia/


  • プライバシーの確保


    家族一人ひとりが自分の時間を大切にできるよう、プライバシーの確保はとても重要です。各部屋の配置に工夫を凝らし、例えば、子供部屋を親の部屋から少し離して配置することで、子供たちの独立心を育むと共に、親も自分の時間を持ちやすくなります。また、リビングと寝室を分け、寝室には落ち着いた空間を作ることで、一日の終わりにはしっかりとプライバシーを保ちながら休息を取ることができますよ。家族の個々のニーズを尊重することで、より居心地の良い家づくりが実現します。

  • 子供の成長に合わせて


    子供の成長は早く、そのニーズも年齢に応じて変わっていきます。小さいうちは広いスペースで自由に遊ぶことが重要ですが、学齢期になると勉強部屋や友達を招いて遊ぶためのプライベートな空間が求められます。このような変化に柔軟に対応できるよう、部屋の使い方を考えることが大切です。例えば、遊び場として使っていた部屋を、学習スペースに変えたり、趣味の部屋にしたりと、子供の成長に合わせて空間をアップデートすることで、子供たちの新たな挑戦をサポートすることができます。


  • 4DK・4LDKの分譲・賃貸マンション


  • コンパクトな空間を広く見せる


    分譲や賃貸マンションの4DK・4LDKは余裕のある間取りですが、空間を広く、そして快適に見せる工夫はとても重要。部屋を広く見せるためには、壁紙の色選びがカギを握ります。例えば、壁紙を明るい色系で統一することで、光がより反射し、部屋全体が明るく感じられるようになります。加えて、鏡を効果的に配置することで、空間をより広く見せる効果が期待できます。
    家具選びにおいても、多機能なものを選ぶことで、限られた空間の中で生活の質を高めることができます。たとえば、収納スペースが兼ね備えられたベッドや、折りたたみが可能なダイニングテーブルなどは、必要に応じて空間を自在に変化させることができ、生活空間を広げるのに役立ちます。こうした工夫により、コンパクトながらも機能的で開放感のある空間を実現することができますよ。

  • 窓や採光に配慮しよう


    窓や採光は、部屋を明るく快適に保つ上で非常に重要な要素です。自然光を最大限に取り入れることで、心地良い空間を作り出すだけでなく、電気の使用量を減らして環境にも優しいというメリットも。カーテン選びにおいては、部屋の用途に応じて薄い素材や透け感のあるものを選ぶことで、自然光を遮ることなくプライバシーを確保しつつ、部屋を明るく見せることができます。
    さらに、窓際には座るスペースを設けたり、小さなテーブルを置いたりすることで、自然光の下での読書やカフェタイムを楽しむことができます。このようにして、窓や採光を意識したレイアウトを行うことで、限られた空間でも快適で明るい住環境を実現することができるのです。


  • 4DK・4LDKの戸建て


    ここでは、戸建てならではの注文住宅や、自宅をより素敵にできる内装についてご紹介します。
  • 注文住宅ならこだわりの内装も可能


    注文住宅を選ぶ一番の魅力は、その自由度の高さです。自分の好み、ライフスタイル、そして理想の生活を叶える空間を作り出すことができます。ナチュラルな木材をふんだんに使った温もりある空間から、洗練されたモダンデザインの家具を配置したスタイリッシュな空間まで、あなたの好みのインテリアを実現することができます。理想のお部屋づくりはとてもワクワクする作業ですよね。細部にわたるこだわりが、日々の生活を豊かに彩ります。ただし、ゼロから自分でインテリアを考えるのはなかなか難しい作業です。そんなときは、インテリアコーディネート無料相談を活用するのがおすすめです。

  • 吹き抜けのあるリビング


    吹き抜けのリビングは、ただ空間が広くなるだけでなく、家全体に開放感と解放感をもたらします。自然光が室内を優しく照らし、空間全体を明るく温かな雰囲気に包み込んでくれます。大きな窓からの景色や、季節の移ろいを感じられるのも吹き抜けならでは。家族で過ごす時間はさらに特別なものになるでしょう。

  • スキップフロア


    スキップフロアは、同一階内に異なる高さの床面を設けた設計のことを指します。これにより、空間に変化を持たせたり、区分けを明確にする効果があります。例えば、リビングダイニングの一部を少し高くすることで、視覚的にも機能的にも異なるゾーンを作り出すことができます。階段を上がったり下がったりするだけで、異なる世界に足を踏み入れるような感覚を味わえて、お子様が喜ぶこと間違いなし。また、これらの空間設計は、機能的な面でも大いに役立ちます。家族のプライバシーを守りつつ、開放感を保持することも可能です。

  • 出典:https://homeadore.com/2014/05/23/birchgrove-house-nobbs-radford-architects/


  • オープンキッチン


    近年人気のオープンキッチンは、家族のコミュニケーションを促進できるのが特徴。料理をしながらでも、リビングやダイニングにいる家族との会話を楽しむことができます。また、料理をしながらテレビを見たり、子供が遊んでいる様子を見守れるなど、忙しい日々の中でのマルチタスクがしやすくなります。

  • 土間のある玄関


    古民家のリノベーションが増える中で近年人気なってきたのが土間。実用性とデザイン性を兼ね備えたこの空間は、アウトドア用品や趣味の道具を収納する場所としてだけでなく、ガーデニングスペースや雨の日に子供が遊べる場所としても活用できます。また、土間があることで、来客時にも個性的で素敵な印象を与えることができます。家の顔とも言える玄関を土間にすることで、おうちの印象がからっと変わります。


  • 4DK・4LDKのお部屋をおしゃれにするには?


    お部屋をおしゃれに見せるためには、細部にわたるこだわりと、全体のバランスが重要になります。特に4DKや4LDKのような広めの空間では、それぞれの部屋が持つ個性と、家全体としての統一感を上手くマッチさせることが鍵となります。ここでは、そんな空間を魅力的に演出するためのポイントをいくつかご紹介します。


  • テイスト


    お部屋ごとにテーマを設定し、そのテーマに沿ったインテリアや装飾を選ぶことで、おしゃれで統一感のある空間を作り出すことができます。たとえば、リビングには温かみのある北欧スタイルを取り入れ、寝室では落ち着いた雰囲気の和モダンスタイルを基調にするなど、部屋の用途に合わせたテーマ選びがポイントです。また、子供部屋や趣味の部屋には、その部屋を使う人の好みや興味に合わせたテーマを設定することで、よりパーソナライズされた空間を実現できます。テーマを決める際には、家具の選択だけでなく、照明や小物、壁に飾るアートの選び方にも統一感を持たせることを意識しましょう。

  • カラーコーディネート


    部屋の印象を左右する大きな要素の一つがカラーコーディネート。全体は同系色でまとめつつ、アクセントなるカラーを加えることで、部屋に奥行きとリズムをもたらすことができます。例えば、落ち着いたグレーやベージュのソファに、好きな色のクッションを置いてみましょう。空間にリズムが生まれ、洗練された空間を演出できます。アクセントカラーは、クッションやカーテン、壁の一部に使用することで、部屋全体を引き締める効果が期待できます。カラーコーディネートを行う際には、色のバランスに注意しながら、部屋全体が調和するよう心がけましょう。アクセントカラーは面積が少ないほうが効果的です。


  • 床や壁のリノベーション


    部屋の印象を根本から変えたいときには、床材や壁紙の変更を検討してみるのも一つの方法です。特に、床材や壁紙は部屋の大部分を占めるため、これらを変更するだけで全く違うお部屋に生まれ変わります。
    例えば、リビングには温もりを感じさせる木材のフローリングを、キッチンやバスルームには清潔感のあるタイルを選ぶなど、部屋の用途に応じた素材選びが重要です。また、リノベーションを行う際には、長期間愛用できるよう、流行に左右されない普遍的なデザインを選ぶこともポイントの一つです。また、見た目だけでなく掃除のしやすさや触り心地も日々の生活に影響するため、慎重に検討しましょう。


  • 用途・目的別のお部屋づくり


    各部屋の機能性とデザイン性を最大限に引き出すためには、用途や目的に合わせたインテリア・レイアウトが重要になります。ここでは、用途・目的別のお部屋づくりのコツとポイントを紹介します。


  • キッチン


    キッチンは家の中でも重要な場所。機能性とデザイン性を兼ね備えた空間づくりが求められます。料理の効率を上げるためには、収納スペースを十分に確保し、調理器具や食材がすぐに手に取れるレイアウトを考えましょう。また、作業台の高さを自分の身長に合わせて調整することで、長時間の調理でも疲れにくい環境を実現できます。デザイン面では、清潔感のあるカラーリングや、おしゃれなタイルを取り入れることで、キッチンを家族や友人が集まる楽しい空間に変えることができます。

  • 和室


    和室は、日本の伝統美を感じられる落ち着いた空間です。畳の香りや木の温もりを生かしたインテリアは、日々の疲れを癒やすリラックススペースとして最適です。また、客間として利用する場合には、座椅子やローテーブルを用意しておくことで、来客を心地よく迎え入れることができます。和室の魅力は、そのシンプルさと機能性。収納スペースを工夫して生活感を隠すとともに、デザイン性のある木製の座椅子や和紙を使った照明を取り入れるのがおすすめです。

  • 子供部屋


    子供部屋は、安全性と機能性を最優先に考えましょう。成長に合わせて変化する子供に合わせて、勉強スペースと遊びスペースを明確に分け、整理整頓がしやすい収納を取り入れます。収納は子供が自分で片づけられるように、高さが高くなりすぎないように注意しましょう。また、シンプルな子供部屋もトレンドですが、子供の創造力や好奇心を刺激するようなカラフルなデザインもおすすめです。子供が安心して過ごせるよう、家具の角は丸みを帯びたものを選び、耐久性の高い素材を使用することが大切です。

  • ワークスペース


    在宅ワークの増加に伴い、自宅で集中して作業できるワークスペースの重要性が高まっています。デスクの配置は、自然光を最大限に利用できる位置を選び、目の疲れを軽減するための適切な照明を設置しましょう。また、必要な文房具や機器が手の届く範囲にあるように整理し、定期的にデスク周りを整頓することで、作業効率を上げることができます。壁面を利用した収納や、動線を考えた家具の配置も、快適なワークスペース作りには欠かせません。

  • 出典:https://www.homestratosphere.com/japandi-home-office-designs/



  • 趣味の部屋


    趣味の部屋は、自分だけの時間を楽しむための特別な空間です。音楽室、アトリエ、ゲーム部屋など、趣味に合わせた設備を整えることで、日々のストレスから解放される場所になります。例えば、音楽室であれば防音対策を施し、アトリエであれば十分な光が入るように窓の位置を考えるなど、趣味に没頭できる環境作りが重要です。また、インスピレーションを刺激するようなアートワークやポスターで空間を飾ることもおすすめです。

  • ゲストルーム


    ゲストルームは、宿泊するゲストに快適な滞在を提供できるように考慮しましょう。ゲストがリラックスできるような温かみのあるデザインや、訪問者のプライバシーを尊重するための配慮も大切です。快適なベッドや読書灯を用意すると喜ばれます。
    これらのポイントを押さえることで、目的に合わせた快適で機能的なお部屋づくりが実現します。自分や家族、そしてゲストが心地よく過ごせる空間を作り出しましょう。


  • 家族人数別の4DK・4LDKの使い方


    家族構成によって、4DKや4LDKの住宅の使い方は大きく変わります。家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて、部屋の割り当てや機能を考慮することが大切です。ここでは、家族人数別におすすめのレイアウトをご紹介します。


  • 3人家族


    3人家族の場合、それぞれのプライバシーと共有スペースのバランスを取ることが鍵となります。一つの部屋は子供部屋として設定し、もう一つの部屋を親の寝室として使用します。これにより、親子それぞれのプライベートな時間を大切にしつつ、家族の絆を深める空間を確保できます。残りの部屋は、家族が趣味を楽しんだり、ゲストが訪れた際に使用できるゲストルームとして活用することが可能です。家族の成長と共にその使い方を変えていくことも魅力の一つです。

  • 4人家族以上


    4人家族以上では、子供たちの年齢や性別を考慮して部屋を割り当てることがより重要になります。子供たちの年齢などに応じて、子供部屋を共有することでより兄弟姉妹間のコミュニケーションが深まるでしょう。また、プライバシーを重視する場合は、個々に部屋を割り当て、それぞれが自分の空間を持てるようにすることも大切です。共有スペースでは、家族が集まるリビングやダイニングを心地よい交流の場として、快適に過ごせるような工夫を凝らしましょう。例えば、リビングには大きなソファを配置し、家族みんなが一緒に映画を観たり、ゲームを楽しんだりできるようにすることで、家族団らんの時間を過ごすことができます。


  • まとめ


    4DKや4LDKの住宅は、その広さと柔軟性により、多様なライフスタイルに合わせた空間づくりが可能です。インテリアの選び方やレイアウトの工夫によって、快適でおしゃれな住空間を実現しましょう。
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