PROFILE

東京造形大学 造形学部造形学科 室内建築専攻卒業
カーテンアドバイザーを経験後、お部屋全体のコーディネーターへの転向のためスタイリクスへ。前職での窓周り装飾の技術を活かし、さらに小物のスタイリングまで含めた、きめ細やかなコーディネートが魅力。オンラインショップの店長を兼務、マスメディアへの出演の他、社外での講演、研修講師と幅広く活躍。

COORDINATE STYLE ~実例の中から

「仕事もはかどるくつろぎの空間」(K様邸)

ご自宅を居心地のいい、仕事もはかどる場所にしたい、また、会社の部下を招いて、お酒を振る舞えるようなお部屋にしたい、とリクエストをいただきました。落ち着いた配色をベースに、ビビッドなアクセントを効かせて、仕事もはかどるお洒落な空間が完成しました。

「お気に入り」に「冒険」のスパイスを

ご相談をお伺いしてお客様の「お気に入り」が見えてきたら、ほんの少しだけ、そこから踏み出した色やアイテムをご提案するようにしています。あまり遠くまで思い切った冒険をしてしまうと、お好みに合わずに、毎日の生活の中では疲れてしまいます。心がけているのは、ほんの一歩の「冒険」をプラスすること。「自分では選べなかった。思い切ってよかった。」と喜んでいただけると、ご相談に来ていただいた甲斐があったな、と私も嬉しいですね。

パープルの寝具は、ご自身では選ばない色を、あえておすすめしたもの。寝室とLDの間仕切りは開けておくことが多いので、LDから見ると寝室のパープルがアクセントになると、K様にも気に入っていただきました。パープル以外は、モノトーンで色味を抑えたので、落ち着いた印象もキープ。

お客様の「暮らし」を、映像で思い描く

ご相談をいただくからには、プロがコーディネートしただけのデザイン性は当然求められますが、同時に「暮らしやすさ」も重要です。全く同じ間取りで、家族構成のお客様であっても、暮らしの中で、お仕事を重視するのか、くつろぎを重視するのか、お食事を重視するのか、それはお客様によって異なります。お客様が、何を大切に思って、どこでどう過ごすのか、映像として思い描けるくらいまで、深く理解することを心がけています。そうする中で、収納や、家具のお手入れなど、使い勝手の面も考慮したご提案をしています。

壁面に向けて配置することが多いデスク。お食事は重視しないというK様のために、思い切ってダイニングエリアをワーキングスペースとして、デスクはお部屋の中央に向けて配置。デスクからは、窓の外の景色を眺めることができ、お仕事もはかどるのだそう。

ご予算配分に、メリハリをつけて

すべてが高級すぎては、日々の生活で気を遣ってしまいますし、逆に、すべてがお手頃価格では、チープな印象になって愛着が持てません。暮らしの中で重視するポイントにはご予算をかけて、そうでないところはセーブ、というように、お客様の価値観に合わせて、ご予算配分にメリハリをつけたご提案をすることが多いですね。例えば、インテリアの主役になるソファだけは良い物にしたいとか、睡眠が重要だからベッドを重視したいとか。そうすることで、全部高級品で揃えなくても、愛着の持てるお部屋になると考えています。

ソファ、デスク、ベッドといった、主要な家具は、上質な家具をセレクト。一方、天井照明や、ベッド脇のサイドテーブル、テーブルランプは、デザイン性は重視しながら、リーズナブルなアイテムを合わせました。全体の高級感は損なわずに遊び心のあるインテリアになっています。