PROFILE

名古屋外国語大学外国語学部卒業
大学在学中に留学したアメリカで、家具や内装にこだわった暮らしに魅了され、インテリアに興味を持つ。地元の工務店にて一般住宅設計施工のアシスタントを経て、現職。丁寧なヒアリングと細やかな気配りで、暮らしに寄り添った提案が魅力。海外のインテリアにも関心が高く、日々研究している。

COORDINATE STYLE ~実例の中から

「グレーとホワイトの優しいモダンスタイル」(N様邸)

グレーとホワイトをテーマカラーとして、モダンなかっこいいお部屋にされたいとのご要望でした。それに加え、お客様が重要視されていたのが「くつろげる空間」であること。モダンなお部屋特有の緊張感をうまく緩和させ、見た目と快適さが両立した素敵なお部屋になりました。

「暮らし方の好み」に寄り添う

コーディネーターにとって、お客様の見た目の好みを知ることはもちろんですが、それ以上に、「暮らし方の好み」まで深く理解することが大切だと思います。そこが理解できていないと、本当の意味での理想の部屋にならないからです。家で過ごされる時、くつろぐことが多いのか、それとも仕事や勉強をする時間が多いのか、くつろぐ時はどんなことをされているのか。そんなところまで?と思われるかもしれませんが、深く知れば知るほど、暮らし方に合ったレイアウトや家具が見つかり、実際に暮らしてみた時のギャップを埋めることができます。

お部屋で過ごすときは、思いっきりくつろぎたいというお客様には、ゆったりめのソファをセレクト。クッションには、アクセントとしてお好きな色だというブルーを。テーマカラーのグレーとホワイトにも馴染み、より落ち着ける空間にしています。

広い視野で全体のバランスを意識

ご提案の際には、お客様が快適に暮らせることに加え、常にお部屋全体のバランスを意識しています。お部屋に対しての家具のサイズ感もそうですし、全体のテイスト感や配色の比率など、トータルで見たときにバランスがいいことが素敵なインテリアの条件な気がします。一方で、お客様のご要望を満たそうとすると、うまくバランスがとれないことも。そんな時は様々なオプションを考え、お客様にとっての最適を探します。例えば、スペース的にダイニングが置けない場合には、ソファに座って食事もとれる高めのリビングテーブルをご提案したり、ご夫婦でテイストの好みが異なる場合には、テイストをうまくミックスさせることでバランスを取っています。

すっきり広く見せたいけど、テーブルは大きめがご希望。大きい家具を置いてしまうと、どうしても窮屈に見えてしまいますが、透明なガラス素材のテーブルを選んだことで、視線が抜けて広く感じる空間に。

その先にある、暮らしを見据えて

収納はモノをしまうためのもの、照明は部屋を明るくするためのもの、といったように、家具は何かの機能を果たすためのものと捉えられがちです。しかし、家具が果たしてくれることは必ずしもそれだけではないと思います。素敵な家具があれば、お友達を呼んでこれまでとは違う楽しみ方ができるかもしれませんし、お気に入りの家具を眺めることが、一日の疲れを癒してくれるかもしれません。このように、生活に潤いを与えてくれるものとして家具をとらえ、先の暮らしまで考えてご提案することが、私自身楽しくもあり、使命だと思っています。

背板がなくすっきりしたデザインのシェルフ。収納するものがそこまで多くなかったため、空いたスペースは小物を飾ったりテーブルライトを置くことを提案し、ディスプレイを楽しむスペースに。飾る小物を選ぶ時間も楽しめそうです。