家具インテリア STYLICS
レンタルもできるインテリアコーディネートショップ

家具の配置の基本第4回:ゾーン間の距離と建物の設備

インテリアコーディネート専門ショップSTYLICSが、インテリア情報をお届けしています。

5月に入ってから、「プチ講座:家具の配置の基本」を

お届けしています。

 

最初の回で、ゾーニングについてお話ししました。

 

その中で、ゾーニングの際、注意したい4つの基本として


◆コンセプトを意識した視線計画にすること

◆あり得る具体的な活動をよく洗い出しておくこと

◆他のゾーンとの距離を考えること

◆建物の設備をチェックしておくこと


を挙げて、先週までに「コンセプトを意識した視線計画」「具体的な活動をよく洗い出す」を、お伝えしました。

 

今回は、三つ目と四つ目のポイントを合わせてお話したいと思います!

それでは、今回のテーマは三つ目のポイント

ゾーン間の距離と建物の設備”です


エリア内での活動の種類が固まってきて

何のゾーンかが見えてきたら、そのゾーンが、

その位置で行われるのが良いのかどうか

最終チェックをします。

 

活動を書きだしている際に、

「これは、本当はここじゃない方がいいな」

とか

「なんで、これをここでやってるのかなぁ?」

など、既に検討修正が行われていると思いますが、

ここまででは、視点が、ゾーン内での活動の

混ざり具合に、行きがちです。

 

そこで、最終チェックでは、ゾーンとゾーンの

位置関係と、建物の設備から来るゾーンの

制約を考慮していきます。

 

ゾーンとゾーンの位置関係を考えるのは、

スムーズに移動できて、できるだけトータルの

移動距離が長くならないようにする為です。

 

それを確認するには、活動の順序を考えてみる

ことです。洗濯物を持ち運んで、畳んだ後

チェストやクローゼットにしまうまでの間に

意外とうろうろあっち行ったりこっち行ったり

してませんか?

 

いつも使う道具を置く場所が

使用する場所と凄く離れていて、完成物を

置く場所がまた違った場所だったりしませんか?

 

リモコンを本体近くまで取りに行って

終わった後、また本体近くまで戻してたり

しませんか?

 

なぜか、いつも○○がどこかに

行ってしまって神隠し?にあってませんか?

 

ゾーンがはっきりしていて、活動が狭いエリアで

済まされていると

「どうして、これがこんな所に~?」

なんていうことも少なくなるかも。


 

もう一つチェックしたいのが

四つ目のポイント建物の設備ですね。


これは、皆さんも注意していると思いますが、

コンセントの位置、スイッチの位置、アンテナの位置

などなど。

 

最近は、電話はコードレスや携帯が

多いので電話口は気にしなくても良くなりましたが

逆にインターネットの為に気にする必要が出る

場合もあります。(これも無線LANで解決できますが)

 

アンテナコードや電源コードが長く出ていると

見た目に悪いだけでなく、埃やダニが溜まりやすく

ペットや小さい子供がいるお家では、ちょっと危険

でもありますね。

 

それから、電化製品を使う活動を

同じゾーンでたくさん行うことになると、タコ足配線

になり、よくありませんし、プラグの抜き差しを

頻繁にする必要が出て面倒です。

 

コードだけでなく、電化製品そのものの位置による

影響も気を付けておくと良いでしょう。

 

特にエアコンは

位置を簡単には変えられないので、その風が

直接当たる場所は気を付けておきたいですね。

 

また、設備そのものというわけではありませんが、

窓の位置にも気を配りたいですね。

 

日の当たり方がどうなるのかを意識しておかないと

昼間にデスクワークをしたい場合などは、悪影響が出ます。

 

日差しだけでなく、外からの視線も

気にしないといけない事もあります。

 

色々ありすぎて考えられなーい(>_<)という方。

大事なことは優先順位をつけることです。

 

全ての事を完全にOKにすることはできませんから、

これは必須。これはやっておきたい。これは可能なら。

と、優先順位を決めて、納得した上でゾーンニングを

完成させてくださいね♪


いかがでしたでしょうか?

 

今回までが、最初のステップ「ゾーニング」

のお話でした。

 

次回からは、次のステップについてお話したいと

思いますが、このままお話を進めてよいでしょうか?

 

一旦、皆さんのご意見をお伺いさせてください♪

「別の話の方がいい!」

「このまま続けて欲しい!」

など、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

宜しくお願いします。