ニトリでもコーディネートを依頼してインテリアの相談できるのかな?どんなことができるのかな?そんな疑問をお持ちの方にニトリで行っているサービスを解説します。

料金・かかる費用

一般的にインテリア用品の選定・購入でかかる費用は、相談料と商品代金。ニトリの場合は・・・

ニトリのインテリアコーディネート依頼・相談料金

  • 相談料:無料
  • 商品代金:通常の店舗やオンラインショップでの購入と同じ

つまり、自分で購入するのと費用は変わらないということですね。ニトリから見ると、店舗の販売員がより多くの商品を購入していただくために相談をしっかり行っているという位置づけになるでしょう。

イケアのインテリアコーディネート依頼・相談料金

そう聞くと当たり前のように感じてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、ニトリとよく比較されるIKEA(イケア)では、コーディネートの依頼・相談は有料です。

実際、店員さんの時間をかなり長い時間使って相談に乗ってもらい、適切な商品が選べるメリットや店員さんにかかるコストなどを考えると、「無料」というのは嬉しいサービスですね。

選べる家具・インテリア

ニトリのインテリアコーディネート依頼では、以下の家具・インテリアが相談できます。
(当然ではありますが、提案してもらえるのは”ニトリの家具のみ”です。)

相談できる家具・インテリア

  • 大型家具
  • カラーボックス・シェルフ
  • 照明
  • ラグ・敷物
  • フェイクグリーン
  • 寝装品
  • 装飾品

ただし、大型家具以外は、大型家具と一緒でなければ相談ができませんのでご注意ください。

ニトリの家具で展開しているスタイルは次の5つです。

選べる家具・インテリアのスタイル

  • シンプル
  • ナチュラル
  • ヴィンテージ
  • フェミニン
  • ジャパニーズモダン

ニトリの「シンプル」は、一般的なスタイルで言うとナチュラルモダンモダンスタイルのインテリアが含まれています。

「ナチュラル」は、そのままナチュラルスタイルのインテリアです。

「ヴィンテージ」は、最近流行りのインダストリアル・ブルックリンスタイルに近いインテリアです。

「フェミニン」は、ロマンチック・姫系インテリア韓国インテリア、ナチュラルスタイルで色を白に統一した物などが混ざっています。

「ジャパニーズモダン」は、和モダンですが、あまりスタイル感は強くなく、ナチュラルインテリアに少し和の要素が入っている、くらいの感じでしょうか。

サービス内容・メニュー

ニトリのインテリア相談は、二つの方法が選べます。

ニトリのインテリア相談メニュー

  • 店舗での相談
  • オンライン相談

オンライン相談は、スタイリクスが全国のお客様に対応するために最初に始めたサービスですが、現在はニトリでも実施するようになりました。店舗に行けない人にとってはとても便利ですよね。

ニトリインテリア相談メニュー

店舗での相談とオンライン相談は、相談できる内容は同じです。しかし、ニトリのインテリア相談の流れやメリットを考えると、店舗での相談が圧倒的に良いです。

店舗の場合の相談の流れは次のようなイメージです。

インテリア相談の流れ

  • 1.打ち合わせ
  • 2.商品案内
  • 3.レイアウト
  • 4.お見積り

打ち合わせで、家具やカーテン選びの悩み事や気になっていること、要望などを話し合います。間取り図も事前に送っておくので、サイズ感についても話が出ます。

その後、商品案内となりますが、ここで店舗ですと、店内を一緒にまわって、商品を見て話しができます。これが店舗のあるニトリのメリットだと思いますので、やはりオンラインだと折角の良い部分がなくなってしまって残念です。

ニトリ3D

レイアウトでは、3Dシミュレーションが登場します。これもスタイリクスが最初に始めたサービスですね。サイズ選定は家具選びの最も重要なものと言っても過言ではありませんが、3Dシミュレーションによって、とても効果的に判断ができるようになりました。

申込の仕方

インテリアコーディネートの依頼の申し込みは、店舗もオンラインもネットからです。予約の最初にコースを聞かれます。

時間コース

  • 90分コース
  • 150分コース/120分コース

90分コースは、店舗では1部屋~2部屋分、オンラインでは1部屋分の相談ができます。

もう一つのコースは、店舗では150分で1軒まるごとや雑貨などを含めた提案が欲しい場合、オンラインでは90分で2部屋分の相談ができます。

コースを選んだら、次のようなステップで予約を進めます。

予約のステップ

  • 1.日時選択
  • 2.プロフィール入力
  • 3.間取図アップロード
  • 4.注意事項の同意
  • 5.欲しい家具についての要望
  • 6.床・建具の色選択

間取図は数字が入ったもの(入ってなければ採寸して入れる)が必要です。ここはシミュレーションの精度を上げるためにも、しっかり準備したいところです。

注意点とおすすめの利用シーン

ニトリのインテリアコーディネート依頼・相談を利用するにあたっては、次のような注意点があります。

相談できる店舗

ニトリは国内に500店ほどお店がありますが、2022年末現在、インテリアコーディネート依頼・相談ができる店舗は、6店舗です。東京に5店舗、大阪に1店舗。

店舗によって予約の空き状況が異なりますので、事前によく確認しましょう。

選べる家具

当然ではありますが、提案してもらえるのはニトリの家具のみです。「お、ねだん以上」ではありますが、やはりメーカー1社では種類・デザイン・クラス感などのバリエーションには限界があります。

コーディネーター視点で見ると、店舗で見て回って確認できる以上の物が提案できるわけではないので、商品選びのアドバイスはできるものの、長い目で見て最適なアイテムを、となるとなかなか厳しいのが正直なところです。

自分がもう一つ上の世代になったときの暮らしを大事にしたい場合は、より広範囲なブランドから選べる、インテリアコーディネートを主体としたサービスのショップも検討してみましょう。

STYLICSならコーディネーターが
家具レイアウトやカラーコーディネート等
失敗しない家具選びをお手伝いします。

シミュレーション

相談の流れでも解説しましたが、ニトリのインテリア相談では、3Dシミュレーションは商品選定後です。これは、商品展示型の実店舗を持つ家具店は殆どこのアプローチなのですが、実はコーディネートを正しく行うという視点ではあまりよくありません。

本来は、お部屋が先にあって、そのお部屋や既にある家具、居住者の動線や暮らし方を考慮して、どのようなサイズのどういった家具種を配置するのがベストかを設計するステップが先にあり、そこで3Dシミュレーションが使われるのが正解です。スタイリクスでは、このプロセスでコーディネートを行っています。

では、なぜ実店舗を持つ家具店のコーディネート相談では商品を選んでから3Dシミュレーションなのかというと、展示している商品から選ぶことになるので、それほどバリエーションが広くないため、先にベストな設計をしても、それが展示されているとは限らないからです。

そうなると困るので、先に商品を決めて、どうレイアウトすれば入るか、という視点を中心にしかアプローチできないというわけです。

お部屋が十分広くて入れる家具が少ない場合は、それでも問題ありません。そうでない場合は、正しいプロセスで設計してくれるインテリアコーディネートショップを探しましょう

おすすめの利用シーン

以上の注意点を踏まえて、おすすめの利用シーンとしては

  • ニトリの家具を買うことが決まっている
  • 既存の家具が多く購入点数が少ない
  • お部屋にゆとりがある
  • 小さな小物もコーディネートして欲しい
  • 相談実施店舗の近くに住んでいる

こういう時には無料で相談できるニトリのインテリアサービスは有効に活用できるでしょう!

STYLICSならコーディネーターが
家具レイアウトやカラーコーディネート等
失敗しない家具選びをお手伝いします。