デザイナーズチェア/リビングチェア選び

デザイナーズチェアというのは、比較的有名なデザイナーが設計したチェアや、通常のフォルムや素材、色使いとは大きく異なった特徴的なチェアを指して呼んでいます。

最も有名なところでは、イームズやコルビジェ、ヤコブセン、ローエ、ウェグナー、ブロイヤー、サーリネンなど巨匠と呼ばれた人達のものがあります。

シェルチェア、スリングチェア(LC1)、アントチェア、セブンチェア、バルセロナチェア、Yチェア、ワシリーチェア、チューリップチェアなどが彼らの作品です。

当時の時代背景も理解しながらこれらのアイテムに触れるととても奥深く感じられます。

一方、当時の新しい製造技術によって制作された斬新なデザインも、その後大量生産されてあらゆるところで見るようになった結果、今では特段新しさを感じず、素材が樹脂製ということもあって、知らないとむしろ安っぽく感じてしまうというモノもあるので、注意が必要です。

また、これらのデザインはかなり古い為、著作権が切れていて他のメーカーが自由に作れるようになったモノもあります。正当な設計図と仕様書を元にした正当作品(ジェニュイン)に対して、リプロダクトと呼ばれます。

リプロダクトは、完全に再現しているわけではないものも混ざっており、フォルムのバランスや素材など安く作る為に変えている部分が大きくて差がある場合もあるので、これも注意が必要ですが、価格的にもかなり安く買えるメリットがあります。

リプロダクトや著名なデザイナーではないものであれば、数が必要なダイニングチェアにも使えますが、価格がそれなりにするものはリビングチェアとしてアクセントに使いたいですね。

デザイナーズは、どうしても個性が強いのでいくつもあるより、一点光るアクセントとしておかれた方が印象的にもなります。

チェア選びに困ったら、是非コーディネーターにご相談下さい。